"GRAFVERSITY" -DIVERSE GRAFFITI- at Basement GINZA

グラフィティやアート製作に欠かせないMONTANA COLORS社のスプレーやインク、ステッカーなどを取り扱い、アーティストとのコラボレーションアイテムやオリジナルのプロダクツの販売も行うLETTERING AVENUEアート・サプライストアのオープニング記念を兼ねてアートエキシビションをLQIDの協力により開催。

アメリカで発祥したGraffiti/グラフィティというアートフォームは今やグローバル化し、ヨーロッパや日本でも独自の発展を遂げてきました。ヨーロッパで活動してきたグラフィティ・ライター達は一体どのようにしてここまで進化を成し得てこれたか?また日本から世界へと発信するために必要な事、足りないものとは何か?普段はなかなか見ることの出来ないヨーロッパのグラフィティ・ライター達によるアートワークと、日本でこのカルチャーを牽引するアーティストの作品を通して、人種・文化・芸術の多様性について考える機会を持っていただきたいという思いから"GRAFVERSITY"を開催しました。このエキシビジョンはヨーロッパを代表する6名のグラフィティ・ライターと映像作家、そして3名の日本人のグラフィティ・ライターたちの作品を一同に集め、彼らのアートワークと映像作品をお見せする日本では前例の無い新しい試みです。

Graffiti born in the United States has spread its Art Form through-out the world. Europe and Japan has also developed its own Graffiti culture and scene over the years. From a Japanese perspective, it makes us wonder how the European Graffiti Artists managed to evolve this Art Form so remarkably well.
What can we learn from them and what is expected from the Japanese Graffiti culture to establish itself to the world.

“GRAFVERSITY” aims to provide a learning and an understanding experience of Graffiti as a Form of Art, and the diversity of Race and Culture that is always alongside “graffiti”. 3 Japanese Artists who have been leading the scene in Japan have teamed up with a few European Artists to show the most updated Contemporary Graffiti Culture.


<Featured Artists>

オランダ・ライデンで生まれ育ち、現在はミラノを拠点に活動しているグラフィティ・アーティスト。80年代後半からグラフィティを始め現在も世界中のストリートで作品を描き続けている。幼少期に日本のプラモデルやアニメーションから大きな影響を受け、アートスクールでフリーアートとグラフィックデザインを学んだことが彼のインスピレーションの源となっている。現在は自身の作風を存分に活かし、巨大な建築物へのペイントや壁画製作を精力的に行いながら、プリントだけではなく複雑なレイヤーをもつ立体作品も作っている。オリジナリティ溢れるカラーリングは自分の心の中に在るアイデンティティが反映されており、特にオランダの国旗である赤と白そして青を用いることを特に好んでいる。


90年代中頃からグラフィティをはじめ、20年以上に渡りヨーロッパのシーンで活動するスペインの南部の街エルチェ出身の伝説的グラフィティ・ライター。その素性は謎に包まれているが近年はコンテンポラリーアートの世界に進出しヨーロッパだけでなくアメリカ、メキシコ、台湾、日本などでも作品を発表。独自のユニークな製作方法とメカニカルで近未来的な作風で多くのアーティストやクリエイターにインスピレーションを与えている。鉄や木材などの素材を作品に取り入れることで平面の作品の中に3Dの要素を取り入れたり、ホログラムなどの偶発的な視覚効果の刹那を独特の色彩感覚で表現したり、DEMSKYの表現は他のどのグラフィティ・アーティストのスタイルとも類似しない。


スペイン・バルセロナを代表する次世代のグラフィティ・ライターであり、アニメーター、イラストレーターとしても活動するSAWE。2001年からグラフィティ・ライターとしてのキャリアをスタートさせ、オールドスクールのスタイルとクラシックなアニメーションに傾倒。鮮やかではあるが、どことなくレトロなカラーリング。一見すると子供の描いた絵のような不思議な流れのライン。SAWEの描くポップで個性的なキャラクターは60年代のアメリカのカートゥーンやその当時の広告デザイン、そこに登場するキャラクターなどに着想を得ており、その感性から生み出されるスタイルはレトロ・フューチャーリズムと言われる。SAWEの活動は現在グラフィティのフィールドに留まらず、アニメーションやイラストレーションにまで飛躍している。GFM、APG、そしてヨーロッパのグラフィティシーンを牽引するULTRABOYSのメンバーでもある。


ドイツを代表するグラフィティ・アーティスト。1988年、ドイツのRoyal Academy of Fine Artsに在学時から、彼のレーザービジョンを通してコンピュータを用いて手書きの絵を融合させたスタイルには、教授さえもただ驚愕していたという。1999年に出版された"COLOUR KAMIKAZE"を知っている人は日本には少ないかもしれないが、すでに彼が表現したいことが明確になっていた証となっている。2013年に"ZOMBIE LOVE"が出版された頃、更に彼が追い求めてきたスタイルが更に研ぎすまされていく。ゾンビのお面を被って、血糊のついた服で街をうろつき、ヘリコプターやレーシングカーでさえゾンビ化させてしまう。彼のクリエイションはアナーキズムや反体制、矛盾した権力などに対する自身の態度を映し出したもので、そのスキルやスタイルの奥に隠された深淵な哲学と人間性に目を向けてもらいたい。


アルゼンチンで生まれ、その後スペイン・ヴァレンシアで活動を続けるグラフィティ・アーティスト。活動の初期段階からハードコアなグラフィティに重きを置き、世界中の至る所で自身の作品を残してきた生粋のグラフィティ・ライターであり、同時に錯覚やハレーションなどの視覚効果を意図的にレタリングに落とし込み、その近未来的な作風とメソッドで注目を集めてきた。デジタルの領域の中で発生するバグや情報の拡散に対して深い関心を持ち、そのエッジーな作風だけでなく、現代の人々の習慣やライフスタイルにリンクしたデジタル世代特有の活動を続けている。デジタルの空間で生み出されたクリエイションが独自の手法で公共の空間に描かれていく様子は世界中の人々を常に驚かせ、多くの人々にグラフィティの新しい可能性を提示してきた。


東京を拠点に活動しているストリートアーティスト。アーティスト名は「画が天職(天画)」から。「日常にある些細な「怒り」、育った環境の「寂しさ」、ストリートでの経験から感じた「人間の矛盾」をテーマに、スプレー缶での壁画、絵画、立体を制作。2008年、米・ロサンゼルスにて行われたWalt Disney主催の企画展「BLOC28」へアジアからの招待アーティストとして参加。また近年では西武百貨店×SIDE COREブースに作品を出展。2015年、2016年にはART FAIR TOKYOに参加。以降、国内外の展覧会に多数参加するなど精力的に活動。


デザインスタジオ・荷揚屋・印刷会社を経て、国内外の企業・プロダクション・出版社・音楽レーベル・アーティストとのコラボレーション作品を多数残してきたイラストレーター・グラフィックデザイナー・アートディレクターでありアーティスト。現代のデジタル知識・技術を持ち、様々なフォーマットに柔軟に対応。巨大なミューラルから小さなCDジャケット・折込チラシまで、メジャー・インディー・媒体を問わずディレクションから実作業までを敢行。国内外で注目される、アジアのアーバンアートシーンを代表する希有な存在。1980年東京・吉祥寺出身。桑沢デザイン研究所卒。


広島を拠点としながらも世界各国を巡るグラフィティ・アーティスト、デザイナー。2005年に水戸芸術館で開催された国内初の大規模なグラフィティの企画展「X-COLOR」に参加後、活動規模を拡大、アメリカ、ドイツ、ブラジル、イスラエル、トルコ、ネパール、オーストラリア、中国、香港、韓国など様々な国から招待を受ける。近年では壁を媒体とした表現にとどまらず、Walt Disney社、コカ・コーラ社、アディダス社、ECKO unltd.社などへもアートワークを提供するなど様々な方向に表現領域を広げ続ける傍ら、グラフィティショップ兼アートスタジオ「dimlight」の代表として地元のアートシーンの活性化に心血を注ぐ。広島市立大学大学院芸術学研究科造形計画専攻修了。


<PHOTOGRAPHER>

スペイン出身の写真家。今回は映像のみで日本初出展となった。スプレーペイントMontana Colorsのイメージ映像などを手がけている。バルセロナを拠点としたデジタルスタジオ"Herokid Studo"を運営しアートとテクノロジーを融合させた映像作品をつくりワールドワイドに活動している。


<WEBSITE> <PRESS>